殻を破る。
自分が変化する時は、何かの外側に行くようなイメージを持っていた。
自分というからを捨てて、新しい自分と出会う。
たくさんの本に書いてあるので、そんなふうになっているんだろうと思っていたけど、本当にそうなのか疑問に思った。
外側に出ることが変化なのか。変化は外側に出ることなのか。
新しい自分になるってなると、なんか頑張らなきゃいけないような気がして、
何かを捨てて、新しい自分を手に入れる的な感じ。
特殊なことをしたり、我慢したり、今の自分が嫌だからって変えたいって思いからそんなふうになっているみたい。
むしろ逆だと思う。
内側に内側に掘り進んでいくイメージ。
自分の周りにたくさんついている、価値観や、理想、現実、夢、希望、しがらみ、ほかにもたくさん。
それを一つ一つ外していくことが自分が変わるって意味だとおもう。
今まで自分自身も新しい自分に生まれ変わりたいと強く願っていろいろやって、結局変われずに自分はダメなやつなんだってイメージが固まっていった。
変化には、何か我慢が必要で今の自分からとび出すことだと思っていたから。
けど、内側に掘り進んでいくって考えてみると、今の自分を大切にしながらいらないものを壊していって、新しい自分に出会って
好きな自分に近づいていくのが楽しくなるんじゃないかなー。
今の自分を嫌いになって、新しい今の自分が好きな自分に飛び出すよりも、
自分は自分なんだから、今の自分も必要なわけであって、
けど、新しい環境だったり、心境の変化で昔の自分が必要じゃなくなったら、一つ掘り進んでいけばいいんじゃないかな。
掘り進んでいくんだから、簡単に壊れるからもあれば、
超絶に固い甲板みたいなからもあるかもしれない。
その時その時に、必要な力も時間も変わってくるのは当たり前で、
たくさん変化しているように見えて、実は新しい殻を覆いかぶせている可能性もある。
他の人の価値観や、知識に染まっていくと、殻はどんどん膨らんでいくかもしれない。
外に飛び出そうとせずに、内側に突き進んでいくのも
悪くない気がする。