モラトリアムと読書
モラトリアムとは
1支払猶予。法令により、金銭債務の支払いを一定期間猶予させること。戦争・天災・恐慌などの非常事態に際して信用制度の崩壊を防ぎ、経済的混乱を避ける目的で行われる。
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2 製造・使用・実施などの一時停止。多く、核実験や原子力発電所設置などにいう。
3 肉体的には成人しているが、社会的義務や責任を課せられない猶予の期間。また、そこにとどまっている心理状態。→モラトリアム人間
うまく社会に馴染めず、不器用が上に人間関係が苦手だったりする。そんな自分の状態では何がいいかもわからなくなってしまう。
自分自身を責めてしまって自分なりに何かを変えようと努力してみたりするけれども苦しくなる一方で何も変わらない。そんな時期を過ごしてきたからこそ「本」に出合えて、「読書」できるようになった。
たぶん、人生が順風満帆で特に困ることもなく何不自由なく生きていく上ではよっぽどじゃない限り本を読む人生にはならなかった。
仮に読んだとしてもすぐに何かが変わるわけじゃなくてまた挫折しそうになる。それはまだ自分自身の変化に気づける状態になっていないから。
その期間があるって事前に知っておくだけでも継続するためのハードルがめちゃくちゃ下がる。これも「本」に教わったこと。その知識に出合えるタイミングはそれぞれだけど、いつかのタイミングで出合うことができればそれは最高である。
何かを得よう得ようと読んでいた時期もあるが、自分をリセットできる存在でもあり、同じ本を時間を空けてから読むことによって変化を知ることができる。知らず知らずのうちに、何かの影響を受けてしまって自分の感覚が分からなくなってしまうとき、ふと本に戻りたくなる。時に、本から大きな影響を受けすぎてまたまた自分の感覚が分からなくなることもあるがその都度自分自身の変化を感じるきっかけになる。
この文言に出合うと、こんな影響を受けるんだな。最近は詰め込みすぎているから意図的に本から離れて自分の考えや空想を膨らませてみようなど。本との付き合い方もつかず離れず、適度な距離感で。
うん、文章があっちこっちいってるけどこれはこれでよしとしよう。