【米代川水系】兄川で大物ヤマメを狙う！秘境の絶景釣行記と青の田沢湖

やぎちゃん

米代川の上流域。八幡平周辺にある兄川にやってきました！見渡す限りの絶景。とても気持ちいい空間での渓流釣りの時間となりました。

米代川水系 兄川

今回は、東北屈指の清流、米代川（よねしろがわ）の源流域にほど近い、知る人ぞ知る穴場スポット、兄川をご紹介します。この川は、手つかずの自然が色濃く残り、アングラーを魅了する大ヤマメやイワナが潜む、まさに秋田と岩手県境の秘境です。道路からの距離が近いですが、さすがは東北。ちょっと川に入るだけでもこの絶景。

兄川の基本情報：米代川水系が育む清流

兄川は、秋田県鹿角市（かづのし）を流れ、米代川の上流域に合流する清流です。奥羽山脈の豊かな森から流れ出す水は極めて清らかで、水温も低く安定しているため、魚たちにとって最高の生息環境を提供しています。

• 主なターゲット： ヤマメ（特に大型）、イワナ
• 川の性質： 上流部はゴルジュ帯や源流相が多く、中流域は変化に富んだ瀬や淵が連続します。
• 魅力： 圧倒的な自然美。手つかずの原生林に囲まれ、日常を完全に忘れさせてくれるロケーションです。

兄川の釣り方：大物を仕留める戦略

兄川に潜む良型のヤマメやイワナに出会うためには、精度の高いアプローチが求められます。残念ながら今回は本流では魚影確認できませんでした。

🐟 ヤマメ・イワナ狙いなら「ミノーイング」

兄川のヤマメは警戒心が非常に強く、プレッシャーの高い場所ではなかなか口を使いません。しかし、ひとたび大物が潜む深場や落ち込みの脇を見つけたら、ヘビーシンキングミノーを使ったミノーイングが効果的です。

• ポイント： 大岩の裏、深い淵のヨレ、倒木の下など。特に流れが複雑な場所の底層を意識してトレースしましょう。
• ルアーのカラー： 天候や水色にもよりますが、ヤマメカラーやシルバー系など、ナチュラルなカラーで攻めるのが基本です。

釣行の心得と注意点【秘境を守るために】

兄川は自然が豊かな反面、入渓が困難な場所や、ヒグマなどの野生動物との遭遇リスクも伴います。

• 🐻 クマ対策は万全に！：熊鈴やホイッスルは必須。単独行動を避け、複数のアングラーで入渓するのが安全です。
• 🏞️ キャッチ＆リリース（C＆R）の徹底： 貴重な資源を守るため、特に良型のヤマメやイワナは、写真を撮った後に優しくリリースしましょう。この清流の魚影を未来に残すことが、長く楽しむための秘訣です。
• 👣 入渓ポイント： 地元の漁業協同組合のルールを守り、私有地や禁漁区には立ち入らないよう注意してください。

広めの車止めがあるので邪魔にならずに車を止めることができました。

極小の枝沢。人が触れてないのか最初の小さなポケットで反応がありました。

今回は残念ながらヒットはありませんでした。もっと上流域の方が良かったのかな？兄川について情報をお持ちの方はぜひ情報交換させてください！

📝【必携】米代川水系・兄川で渓流釣り！漁協が定める遊漁規則とマナーまとめ

秋田県の秘境・兄川を含む米代川水系で釣りを楽しむ際には、岩手県米代川漁業協同組合が定める遊漁規則に従う必要があります。
遊漁券の購入から、釣って良いサイズ、禁止区域まで、釣り人として知っておくべき重要事項をチェックしましょう！

１. 遊漁期間と対象魚種

兄川を含む米代川本支流での主な渓流魚の遊漁期間は以下の通りです。

渓流魚のハイシーズンである春から秋にかけて楽しむことができますが、期間外の釣りは禁止されていますのでご注意ください。

２. 遊漁券（鑑札）の料金と購入方法

米代川水系で釣りをするには、遊漁券（鑑札）の購入が必要です。

【購入場所】

組合事務所および指定販売所で購入できます。

【注意点】

• 遊漁承認証（遊漁券）は必ず携帯し、漁場監視員に求められた際は提示してください。
• 遊漁承認証の他人への貸与・譲渡は禁止されています。
• 遊漁料を漁場監視員に現場で納付する場合、中学生、肢体不自由者、75歳以上の人を除き、500円が加算されます。

３. 大切な資源を守る「全長制限」（リリースサイズ）

米代川漁協では、貴重な資源である渓流魚を守るため、持ち帰り（採捕）できる魚のサイズに制限を設けています。

小さな魚は未来のためにリリース（キャッチ＆リリース）し、大物に育つ機会を与えましょう！

４. 守るべきマナーと禁止事項

安全に、そして気持ちよく釣りをするために、以下のルールを必ず守りましょう。

1. 漁場監視員の指示に従う。
2. 他の遊漁者と適当な距離を保ち、迷惑となる行為をしない。
3. 釣りをする際、川底をかくはんしない。
4. 遊漁規則に違反した場合、遊漁の中止や以後の遊漁を拒否されることがあります。この際、納付した遊漁料は払い戻されません。

自然豊かな兄川をいつまでも楽しむために、一人ひとりの釣り人が責任を持って行動しましょう！

秋田県 田沢湖

💙 瑠璃色の神秘！秋田・田沢湖が日本の「深い青」と呼ばれる理由

米代川での熱い釣り体験を終え、次なる旅の舞台は秋田県へ。今回ご紹介するのは、誰もが息をのむほど美しい、田沢湖（たざわこ）です。

深い、深い青。その色から「瑠璃色」と称されるこの湖は、ただ美しいだけでなく、日本一の深さというスケール、そして切ない伝説に彩られた、訪れるべき絶景スポットです。

📍 絶景の基礎知識：田沢湖ってどんな湖？

青森・秋田にまたがる十和田湖が壮大な自然美を誇るのに対し、田沢湖は「神秘性」と「深さ」において日本で類を見ない湖です。

🎨 田沢湖ブルーの秘密と四季の彩り

田沢湖が持つ独特の深い青色は、その桁違いの深さから生まれます。光が届きにくい深層部が作り出す「底なし」の青は、見る時間、見る角度で微妙に色合いを変え、訪れる人を魅了してやみません。

• 🌸 春（新緑）: 湖畔を彩る桜や、鮮やかな新緑が、透明度の高い湖面に映り込み、清々しいコントラストを見せます。
• ☀️ 夏（深青）: 一年で最も湖面が穏やかで、太陽の光を浴びて輝く「田沢湖ブルー」が最も鮮やかに見えます。水上バイクなどのアクティビティも楽しめます。
• 🍁 秋（紅葉）: 周囲の山々が赤や黄色に色づき始めると、湖の深い青と紅葉の燃えるような色の対比が、息をのむ絶景を生み出します。
• ❄️ 冬（雪景色）: 雪に包まれた静寂の景色は、湖の神秘性を一層際立たせます。雪化粧をした佇まいは、まるで水墨画のような美しさです。

🗺️ 田沢湖で「絶対に外せない」見どころと伝説

田沢湖を訪れるなら、この神秘的な湖にまつわる**「たつこ姫伝説」**を抜きには語れません。そして、その伝説を象徴するスポットが湖畔に点在しています。

1. 辰子像（たつこぞう）

田沢湖のシンボルといえば、湖の西岸、潟尻（かたじり）に立つ金色の女性像、辰子像です。

永遠の美を願って湖の水を飲み、龍に姿を変えて湖の主となったとされる「たつこ姫」の伝説をモチーフにした像。湖の深い青を背景に、静かに立つ金色の像は、湖の持つ神秘性を象徴しています。絶好のフォトスポットです！

2. 浮木神社（うきぎじんじゃ）

辰子像のすぐそばにある、小さな岬に浮かぶように鎮座する神社。縁結びのパワースポットとして知られ、たつこ姫を祀っているとも言われています。湖上にあるように見える朱色の社殿が、神秘的な雰囲気を醸し出しています。

3. 漢槎宮（かんさぐう）

辰子像の近くにあり、秋田藩主・佐竹義隆（さたけよしたか）が、明の探検家・李衛公（りえいこう）の漂流を記念して建てたお宮です。湖畔の景色と歴史を感じられる場所です。

まとめ

東北の大自然に抱かれながら、米代川水系・兄川で渓流釣りを楽しんだ今回の旅。大物のヤマメやイワナには出会えませんでしたが、手つかずの原生林に囲まれた絶景の中で竿を振る時間は、何より贅沢なひとときでした。

兄川は、美しい清流と秘境のような環境が魅力のエリア。入渓には注意も必要ですが、その分だけ“魚との出会い”の価値は高い川です。

釣りの後は、青森・十和田湖へ移動し、四季ごとに表情を変える青く深い湖を堪能。奥入瀬渓流や乙女の像など、自然と文化が混ざり合う見どころも多く、旅全体を通して東北の魅力を深く味わうことができました。

渓流釣り好きの方はもちろん、自然が好きな方にもおすすめしたいエリアです。次こそは大物に出会えることを願って――また訪れたくなる、そんな旅となりました。

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やぎちゃん

冒険者

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釣りと旅をこよなく愛するアウトドア系ブロガー「やぎ」です！渓流釣りを中心に、国内外の釣り旅を楽しんでいます。北海道遠征、ニュージーランド遠征も経験。旅先の自然、グルメ、道具レビューも発信中。登山やトレラン、ロードバイク、カメラも趣味で幅広くアウトドアを楽しむライフスタイル。釣り初心者の方から旅好きな方、趣味をもっと充実させたい方まで役立つ情報をお届けします。「釣り×旅×アウトドア」で人生を豊かに。自由な暮らしのヒントをお届けします！