【東北縦断】山形・熊野大社の縁結び体験から秋田・湯瀬温泉の美人湯へ

山形県から北上!お次は秋田県にやってきました!素敵な自然をご紹介していきます。
⛩️【東北の伊勢】山形・熊野大社!知る人ぞ知る縁結びの秘密

山形県南陽市に鎮座する熊野大社は、千二百年以上の歴史を誇り、かつては「東北の伊勢」と称された、格式高い神社です。ただ歴史があるだけでなく、訪れる多くの人々の心をつかむ、現代にも通じる神秘的な魅力に満ちています。
熊野大社の神様は「むすひ」の力

熊野大社の主祭神は、日本神話で最初に結ばれた男女の神様、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)です。
彼らは、あらゆる命を生み出し育む「産霊(むすひ)」の神様として祀られています。
「むすひ」とは、目には見えないけれど、何もないところから命を誕生させる不思議な力のこと。日本最古の歌「さざれ石の巌となりて、苔のむすまで」にも通じる、生命の根源的な力を司る神様なのです。この「むすひ」の力こそが、良縁を結び、新しい命や可能性を生み出す原動力とされています。
必見!「日本最古のプロポーズ」と「三羽のうさぎ」
熊野大社が縁結びの聖地と呼ばれる所以は、神様だけではありません。境内には、知る人ぞ知る、強力な縁結びスポットが存在します。
日本最古のプロポーズの地
伊弉諾尊と伊弉冉尊は、神話の中で日本で一番最初にプロポーズを交わした男女の神様です。飾らず、シンプルで素直な言葉で結ばれた二柱にあやかり、熊野大社は「縁結び」の神社として絶大な人気を誇っています。
誰もが見つけたい「三羽のうさぎ」
本殿裏側の彫刻には、三羽のうさぎが隠し彫りされています。このうさぎを三羽すべて見つけることができれば、「願いが叶う」「幸せになれる」、そして「良縁に恵まれる」と言われています。
*ただし、うさぎの場所は社務所でも教えてもらえない秘密!自分の目で探す神秘的な体験が、この神社の醍醐味です。
🎐【夏越大祓式】(なごしのおおはらい)とは?穢れを祓い、清々しく夏を乗り切る日本の伝統神事

訪れたのが偶然6月30日!タイミングよく夏越大祓式が開催されていたので急遽参加しました。
日本の神社で、毎年6月と12月に必ず執り行われる大切な神事があります。それが「大祓(おおはらい)」です。特に6月30日に行われるものは「夏越大祓式(なごしのおおはらいしき)」と呼ばれ、来るべき暑い夏を元気に乗り切るための儀式として、古来より大切にされてきました。
この神事の背景にある意味を知ると、日本の文化や季節の移ろいをより深く感じられますよ。
大祓(おおはらい)とは?その二つの意味
大祓は、年に二回、半年ごとに執り行われる神道における最も重要な神事の一つです。
🌿 意味 その一:「罪・穢れ」をリセットする儀式
私たちの日常生活の中で、知らず知らずのうちに犯してしまった過ちや、心身についた罪(つみ)や穢れ(けがれ)を祓い清めるための儀式です。
「穢れ」とは、汚れているという意味だけでなく、「気枯れ(けがれ)」、つまり生命力が衰えた状態や、本来の自分ではない不調和な状態を指します。これを人形(ひとがた)に託して水に流し、心身ともに清々しい状態に戻すことを目的としています。
☀️ 意味 その二:夏を元気に過ごすための祈り(夏越)
6月30日の「夏越大祓」は、特に体調を崩しやすい梅雨から夏にかけての時期を、無病息災で乗り切れるように祈願する意味合いが強くなります。
この神事を境に、清らかな体と心で本格的な夏を迎える準備を整えるのです。
神事の流れ:人形(ひとがた)と茅の輪くぐり

大祓は、多くの神社で下記のような手順で行われます。
人形(ひとがた)に「罪・穢れ」を託す
神社から配布される、人の形をした紙(人形/ひとがた)に自分の氏名、年齢を記入し、軽く体を撫でたり、息を吹きかけたりします。
これは、自分の半年間の罪や穢れを、この人形に「乗り移す(託す)」という意味があります。託された人形は、神事の中で祓い清められた後、川や海へ流されます。(※神社によって焼納される場合もあります)
茅の輪くぐり(ちのわくぐり)
夏越大祓のシンボルとも言えるのが「茅の輪くぐり」です。
神社の境内や鳥居の下に、チガヤ(茅)という草で作られた大きな輪が設置されます。人々はこれを八の字を描くようにくぐることで、心身を清め、厄災を祓います。
これは、神話に登場する蘇民将来(そみんしょうらい)の故事に由来する風習で、厄除け・無病息災の願いが込められています。
参加方法と時期
- 時期: 毎年6月30日(冬は12月31日)に執り行われます。
- 参加方法: 多くの神社では、事前の申し込みや初穂料が必要となる場合があります。人形の配布時期や神事の開始時間などは、各神社の公式情報(ウェブサイト、掲示板など)で必ずご確認ください。
境内には30柱もの神様をお祀りする境内社もあり、熊野大社の深い歴史と自然豊かな「杜(もり)」の力を感じながら、ゆっくりと巡ることができます。
📌 旅のヒント:アクセスと参拝の注意点
- 所在地: 山形県南陽市宮内
- 交通: 公共交通機関の場合、JR赤湯駅から山形鉄道フラワー長井線に乗り換えて「宮内駅」下車。
熊野大社を訪れる際は、ぜひ時間に余裕を持って「三羽のうさぎ」探しに挑戦してみてください。ご縁が結ばれる瞬間を、この歴史ある場所で体験できるかもしれません。
🍶【山形の地酒とワインの宝庫】北庄武田酒店へGO!地元ファンが愛する銘店で出会う至高の一本

今回は、酒どころ山形の中でも、地元ファンや酒好きの間で「あそこに行けば間違いない」と評判の高い酒販店、北庄武田酒店をご紹介します。山形の風土が育んだ地酒や日本ワインを探すなら、絶対に外せないお店です!
北庄武田酒店の魅力:地元密着のセレクト力
北庄武田酒店は、山形県内の蔵元やワイナリーとの結びつきが強く、山形の「今」を映すお酒のラインナップが魅力です。
単に有名なお酒を並べるだけでなく、店主が自ら足を運び、納得した蔵元・生産者の情熱やストーリーが詰まったお酒だけを厳選しています。
- 🏆 山形の日本酒: 王道の銘柄はもちろん、小規模ながら高品質な酒を造る蔵元の限定酒まで、幅広く取り揃えられています。地元ならではの、季節限定の「しぼりたて」や「ひやおろし」との出会いも楽しみの一つです。
- 🍇 日本ワインの聖地: 特に注目したいのが、日本ワインの品揃えです。山形は実は、高品質なぶどうの産地であり、近年注目度が高まっているワインの生産地でもあります。北庄武田酒店は、この山形産の日本ワインを熱心に推しており、新たな「推しワイン」との出会いが期待できます。
旅の思い出を豊かにする「一本」を見つける!
山形旅行の思い出を長く楽しむためには、お土産選びが重要です。
北庄武田酒店で選ぶ一本は、単なるお酒ではなく、山形の風土、蔵元の情熱、そして店主との温かい会話が詰まった特別な一本になるはずです。
ご自宅で山形の料理と合わせて楽しむもよし、大切な方への贈り物にするもよし。ぜひ、北庄武田酒店を訪れ、あなたの旅を締めくくる「至高の一本」を見つけてみてください。
クラフトビールのラインナップがすごい!

酒店では珍しく、各種ビールの醸造方法が詳しく解説されています。普段飲んでいるビールがどうやって作られているかを知っておくとそれぞれの楽しみ方がグッと増えますね!

お店を入って目の前にはたくさんのクラフトビールの缶が聳え立っています!これだけでもわかる店主さんのクラフトビール愛!どの銘柄が入荷しているかは行ってみてのお楽しみ。どんなビールとの出会いがあるか、これも一つの旅の醍醐味ですね。
📍 北庄武田酒店の詳細
- 場所: 〒990-0057 山形県山形市宮町2丁目2−19
- 営業時間:14:00-21:00
- 店休日:日曜・祝日
♨️【四季彩り秋田づくし】湯瀬ホテル徹底解説!渓流沿いの「美人の湯」


秋田県の奥座敷、八幡平の麓にひっそりと佇む名湯、湯瀬温泉 湯瀬ホテルをご紹介します。「四季彩り秋田づくし」をコンセプトに、温泉、食、そして空間のすべてで秋田の自然と文化を堪能できる、大人のための癒し宿です。
渓流のせせらぎに包まれ、心ゆくまでリラックスできる湯瀬ホテルの魅力に迫ります!
渓流の音に包まれる「美人の湯」
湯瀬ホテルの最大の魅力は、その湯量の豊富さと泉質の良さから「美人の湯」として名高い湯瀬温泉です。
🛀 渓流を望む露天風呂で五感を癒す
「川の瀬からお湯が湧き出していた」という名の由来通り、湯量豊富な源泉かけ流しの温泉は、お肌に優しく、旅の疲れを芯から癒してくれます。
特に露天風呂は、目の前を流れる米代川のせせらぎをBGMに、覆いかぶさるような山々の四季折々の移ろいを五感で感じられる贅沢な空間です。
🧘 2024年4月オープンの新空間「瞑想 森の湯」
さらに、2024年春に新設された「瞑想 森の湯」は、静寂の中でメディテーション(瞑想)を楽しむための大人専用露天風呂です。
熱湯(約42.5〜44.0℃)とぬる湯(約37〜40℃)の浴槽があり、ぬる湯でじっくりと湯に浸かれば、日常を忘れて心身をリセットできる至福の時間が待っています。
地元食材が主役!「秋田づくし」の創作料理

🍽️ 郷土料理を味わうダイニング
朝晩ともに、北東北らしい味わいと秋田の特色ある料理が並びます。地元の味を存分に楽しめるメニューは以下の通りです。
- きりたんぽ鍋: 地元鹿角発祥と言われる、秋田を代表する郷土料理。
- 比内地鶏: 日本三大地鶏の一つに数えられるブランド食材。
- 八幡平ポーク: 地元のブランド豚。
メインダイニング「ダイニング吉祥」は、木のぬくもりに包まれた和モダンな空間で、地の恵みを堪能できます。
「四季彩り秋田づくし」の名の通り、お料理は地元の旬の食材にこだわった創作ビュッフェと和食膳が提供されます。
進化し続ける「贅沢客室」と癒やしの滞在空間
湯瀬ホテルは、お客様により快適な滞在を提供するため、近年客室や館内施設のリニューアルを積極的に行っています。
✨ 注目したい最新リニューアル客室
- 【別館8F 801号特別室】:最上階の特別室が、露天風呂に加え、広々としたリビングスペース、専用ドリンクカウンター(2025年3月リニューアル)、そして大迫力のシアタールーム(2023年10月リニューアル)を備えた、究極の贅沢空間へと進化しています。
- 【本館4F 露天風呂付和室】:2024年4月にオープンした露天風呂付きの和室。お部屋にいながら、源泉かけ流しの湯と自然を楽しめます。
☕ お風呂上りの憩い「フリーラウンジ」
お風呂上りには、本館3Fに新設されたフリーラウンジ「お休み処」へ。湯瀬の緑豊かな山並みを眺めながら、ゆっくりとクールダウンできる癒しと語らいの空間です。
「ライブラリーラウンジ」
ロビーの奥にあるラウンジ。こちらは、セルフサービスでウェルカムドリンクを楽しむことができます。瓶ビールのみ有料ですがそれ以外のアルコールもフリーでゆったりと楽しむことができます。
周辺観光:自然美の宝庫「湯瀬渓谷」

部屋からは渓流釣りでもお馴染み、米代川が見えます。
ホテル周辺に広がる湯瀬渓谷は、緑豊かな自然に恵まれ、森林セラピーロードにも認定されています。清廉なせせらぎを聞きながらの散策は、日々の喧騒を忘れさせてくれる至福の時間です。
また、ホテルは十和田八幡平国立公園へのアクセスも良く、観光拠点としても非常に便利です。四季折々の美しい景色を求めて、少し足を延ばしてみるのもおすすめです。
湯瀬ホテルは、古き良き温泉旅館の情緒と、現代的な快適さ、そして秋田ならではの「美」と「食」がバランスよく融合した素晴らしいお宿です。特にリニューアルされた贅沢な客室や、新設された瞑想の湯は、ワンランク上の非日常を求める旅行者にぴったりです
次の旅は、秋田・湯瀬温泉で心と体を癒す「秋田づくし」の体験をしてみませんか?
📌 ホテル情報
- 所在地: 秋田県鹿角市八幡平字湯瀬湯端43番地
- 宿名: 四季彩り秋田づくし 湯瀬ホテル
- 温泉: 湯瀬温泉(美人の湯)
ゆったりと上質な時間を過ごしたい方、大切な記念日、東北観光の際には絶対的におすすめのホテルです。温泉、景色、空気、食事どれをとっても最高レベル。大切な人と大切な時間を過ごしてください!
宿のご予約はこちらから!
まとめ
東北旅は、山形の熊野大社で感じた神秘的な縁結びの気配から始まり、地元で愛される北庄武田酒店との出会い、そして秋田・湯瀬温泉で心から癒される極上のひとときへと続きました。自然、文化、美味しい食、温泉…どれをとっても東北の魅力を深く味わえる旅となりました。山形や秋田を訪れる際は、ぜひ本記事を参考に、自分だけの東北旅を楽しんでみてください。最後までお読みいただきありがとうございました!



